9月10日の中秋節、北京の夜空に真っ赤な月が現れ、ネット上で瞬く間に話題となった。中国では、ブラッドムーン(血月)が古代から不吉な前兆とされてきた。
「北京の月」がウェイボーの人気検索ランキングに上がった。北京地元のネットユーザーは撮影した写真をシェアした。確かに真っ赤な月だった。
ネットユーザーの投稿。
「天候のせいか、中秋節の夜、北京の月は赤くて丸く、とても美しかった」
「昨日は雲っていて、月が見えないと思っていたが、帰宅の途中、突然真っ赤な月が見えて、丸い月のように円満な一日だった」
「なぜ中秋節にブラッドムーンが現れたのか、災難の前兆か」
ネットで公開されている資料によると、ブラッドムーンは古代から大凶のサインとされてきた。そして、歴史上のブラッドムーンにまつわる出来事も、歴史家にって記録されている。中国南北時代の南朝斉(南斉)23年間には2回のムラッドムーンが現れた。西暦498年5月18日、南斉にブラッドムーンが現れた3日後、大司馬(だいしば)王敬則(おうけいそく)が反乱を起こした。西暦499年9月6日、南斉に再びブラッドムーンが現れ、東昏侯(とうこんこう)蕭宝巻(しょうほうかん)が即位して間もなく、始安王蕭遥光(しょうようこう)は反乱を起こした。
(翻訳・藍彧)