中国広西チワン族自治区東興市(とうこうし)は9ヶ月間もロックダウン(都市封鎖)され、人口20万人以上の都市には3万人しか残っていなかったと、ネット上の投稿で明らかになった。
あるネットユーザー12日の投稿では、「皆さん、東興市を見てよ!チワン族自治区東興市はコロナですでに半年以上も閉鎖されている。ここには学校を9日間しか通っていないのに大学入試を受けなければならない高校生がいる。ここには学校を4日間しか通っていないのに卒業写真を撮らなければならない中学生がいる。ここには大学3年生が大学を1ヶ月しか通っていない大学生がいる。このにぎやかな都市は、新型コロナの流行で、もともと人口20万人以上いたのに、そのほとんどが離れてしまって、今3万人しか残っていない!」
ネット上では、苦しい現状や助けを求めるコメントが多く寄せられている。
「東興市では多くの人が餓死している」
「東興市はもうすぐ空城になる。以前は20万人以上いたが、今は数万人しか残っていない。給水所の近くで人が死んで水道管を塞いだため、東興市は水も飲めなくなった」
「隔離施設外の市民は安心して暮らせないが、集中隔離施設の中はさらに地獄だ!」
「PCR検査は毎日やっている。毎日症例が出てくる。絶望から無関心になってしまった。感染症例は2月から今まですべて無症状だ。最近、感染拡大し、多くの感染者が大型バスで隔離仮設病院へ送られ、中にいる人はそこはまるで地獄だと言っている」
あるネットユーザーのチャットスクリーンショットでは、隔離仮設病院内の光景が描かれていた。「隔離施設外の市民は安心して生活ができない。隔離仮設病院の中は地獄のようだ。大勢の人が医者一人、医療スタッフは数人、薬が足りなくて、多くの子供が40ºCの高熱を出しているが、水をたくさん飲むようにと言われるだけだ。しかし、水の供給も不足している。本当に家畜にも及ばない。ほとんどのケースは、子供が陽性で、親は陰性、子供を付き添って看護する親が数日後に、親も陽性になる」
(翻訳・藍彧)