北京の昌平区、朝陽区などで4日夕方、直径2センチほどの雹が降った。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 北京の昌平区、朝陽区などで4日夕方6時30分ごろ、直径2センチほどの雹が降った。市民の間で話題となった。

 北京気象局は4日夜6時25分、6時40分、6時55分に雷・稲妻の黄色(注)警報、強風の青色警報、雹の黄色警報を発令した。同日夕方、北京では所々で雷雨が発生し、局地的な雷雨には7、8級の強風や雹が伴った。

 北京の首都国際空港と大興国際空港では、大規模な欠航が発生した。フライト状況を調べる「航空旅横」アプリによると、北京首都国際空港では少なくとも323便、北京大興国際空港は少なくとも333便が欠航した。

 多くの地元ネットユーザーが、昌平区や朝陽区で雹が降っている動画や写真をウェイボー(微博、Weibo)に投稿した。

 あるネットユーザーは、「9月4日夕方、北京が雷雨に見舞われ、一時的に雷が鳴り響き、どしゃ降りの雨が降り続いた。昌平区などの一部の地域が雹に見舞われ、雹のサイズはウズラの卵ほどだった」と投稿した。暴風雨を伴った雹は、窓に当たると「ドンドンドン」と音を立て、大きさは直径2cmほどだった。

 注:中国の警戒信号のレベルは、一般的に気象災害がもたらす危害の程度、緊急度、展開状況に応じて、Ⅳ(一般)、Ⅲ(軽度)、Ⅱ(重度)、Ⅰ(特に重度)の4段階に分けられ、青、黄、オレンジ、赤の順に表示される。 

(翻訳・藍彧)