英保守党党首選で決まる次期首相の選挙結果が9月5日に発表される予定。英メディアは、リズ・トラス候補が首相に当選した場合、北京当局(中国共産党)を英国に対する国家安全保障上の脅威のリストに加え、両国はもはや経済協力関係にないと宣言すると明らかにした。
英タイムズ紙、デイリー・メール紙などは、現職の英国外務大臣のリズ・トラス氏が9月5日に、英保守党党首に選出され、首相になった場合、英国の外交政策を再考すると報じた。中国共産党の支配下にある中国は、英国にとって国家安全保障上の脅威であると宣言されるという。これは、北京の当局に、ロシア当局と同様の外交的地位を与えることを意味する。
トラス氏の北京当局に対する強硬姿勢は、英国財務省と北京当局の経済協力を抑制するための一環となり、保守党の前首相イアン・ダンカン・スミス卿や、外交特別委員会のトム・トゥゲンドハット議長など英国下院の支持者にも歓迎されている。
キャメロン前首相の国家安全保障顧問を務めた上院中立の貴族院議員、リケッツ男爵は、北京こそが真の脅威であり、ロシアは目先の危機に過ぎないと述べた。北京当局を懸念するのは完全に正しい。
(翻訳・藍彧)