重慶市の山火事は今も猛威を振るって延焼している。地元住民は防火帯(延焼阻止線)を掘っても効果がないと述べた。重慶市のほか、四川省内江市凌家鎮でも24日に火災が発生し、周辺の住宅が多数焼かれるなど、火勢が激しかった。
重慶市北碚区(ほくばいく)で21日夜、山火事が発生し、現在も延焼している。前線への物資搬入に携わったボランティアは、火勢まだ収束していなく、死者は出ていないが、負傷者が出ていることを明らかにした。
北碚区の住民は、(火勢は)あまりにも大きく、防火帯を掘ったものの、防火帯も燃え抜けて、そのまま延焼してしまったと述べた。「あちこちに延焼している。昨晩、私の家の近くまで延焼してきて、それを消した。家が燃えそうになった」
重慶市のほか、暑く乾燥した天候のため、中国の他の地域でも火災が発生した。24日午後4時ごろ、四川省内江市凌家鎮で火災が発生し、複数の住宅が炎上した。
ネット上の動画では、撮影者が「大変だ、早く火を消して、燃えている」と叫んでいる。動画には、地元の多くの家の外に積まれた薪が赤く焼け、炎と煙が空に向かって立ち上っている様子が映っている。
目撃者によると、火元は木材工場で、家屋のそばにはたくさんの木材が置かれていたとのこと。地元の道路は狭く、消防車も通れない。
(翻訳・藍彧)