中国四川省楽山市(らくさんし)では25日、路面店の下から大量の死体の破片が掘り起こされ、臓器売買との関連が疑われるというニュースが話題になっている。
25日にツイッターで出回っている動画から見ると、夜間、某家電製品修理店の前に大勢の人が集まり、人と車が行き交う騒がしい様子が映されている。ネットユーザーは、動画に出てきた店が四川省楽山市冠英鎮(かんえいちん)にあり、店の地下から10体以上の死体の破片が掘り起こされたと明かし、さらにたくさんあると噂した。ネットユーザーが投稿したチャットのスクリーンショットの内容から見ると、確かに多くの死体が発見され、中には破砕機で粉々にされたものもあった。
また、別のチャットのスクリーンショットによると、今回発見された死体事件は、2012年から2014年にかけて中国で起きた最大の臓器売買事件に関連があると明かされた。冠英鎮は死体の処理現場の一つであり、合計200体以上の死体が同鎮にあった。現在、店の地下から3体の死体が掘り起こされたが、いずれも臓器がなかった。
2012年から2014年にかけて、同地域に飼料加工という名目で空き家を借りて、人体の臓器を摘出するという悪事を行い、死体が多く地下に埋めきれないため、飼料加工用の破砕機を設置し、臓器を摘出された死体を処理した誰かがいると、一部のネットユーザーが推測した。
(翻訳・徳永木里子)