(イメージ:看中国)
今年、中国共産党はその果てに直面している。共産党文化の輸出、技術の窃盗、スパイ行為や不平等貿易などに対し、アメリカを中心とする西側の抵抗による反共産党の声が世界中で上がった。それに伴い、「アジアの真珠」と称された香港で「逃亡犯条例」改正案をめぐる反対デモが起こり、数百万もの香港人が人権と自由のために立ち上がった。
ハリウッドの有名な華僑漫画家、郭竞雄氏がこのデモ活動のために九枚の絵を描いた。
七、「未来を守る」
七枚目の絵では、二人の若者が催涙弾によって涙が止まらない子どもを救助している。その後ろに完全武装された香港警察が構えている。
子どもは未来だ。数百万にも及ぶ香港人のデモ隊には、しばしば子どもが見られる。ベビーカーに乗っている子もいれば、お父さんの肩に乗っている子もいる。多くの香港人は記者のインタビューで「どうしてデモに参加したか」と聞かれたとき、「次の世代のため、香港の未来のため」と答える人が多かった。その通り、子どもは未来であり、希望でもある。子どもを守ることは未来を守ることだ。
八、「ともに乗り越える」
八枚目の絵では、救助者、記者やボランティアたちがけが人を救助し、その周りを囲む人々が黄色い傘を差している。右下には、通勤途中のサラリーマンが彼らをかばうように両手を広げた。
今年、「逃亡犯条例」改正案が空前絶後な反響を呼び、様々な社会階級に及んだ。5年前の雨傘革命は若者を中心としていたが、今回は高齢層も少なくない。各年齢層のさまざまな職業の香港人が次々とデモの大行列に合流した。まさにこの絵のタイトルにある通り、共に乗り越えようとしているのだ。
九、「ご庇護」
九枚目の絵は、正義の天使が大きな翼を広げ、暗闇で戦っている香港人を守っている。絵の中心にはきれいなバウヒニアの花が咲いている。「逃亡犯条例」改正案をめぐるデモが続く今、弾圧がエスカレートしていくにつれ、ますます多くの人は中国共産党の本質が見えてきた。デモ活動が中国共産党を反対する運動に繋がりつつある。さらに、反中国共産党運動とグローバル的に繋がっている。
かつて、完全武装された警察の前に静かに座っていた姿で知られた林嘉露さんは、「神様のお望み通りのことはだれでもできる」と言った。今、香港人は神様のご庇護のもと、反発をしているのだ。
まとめ
時代が切り替わろうとしている。過ぎ去ったものは歴史となり、永遠に刻まれる。「東洋の真珠」と称された香港は再び、輝かしい光を放ち、前方の道を照らしてくれている。
2019、香港は神様とともにある。
(おわり)
(文・宋紫風/編集翻訳・北条)