アメリカのペロシ下院議長が2日の夜に台湾に到着すると、台湾の複数のメディアが報じた。米議会下院議長の訪台は25年ぶり。中国共産党の国営メディアは反対論一色となっている。
報道によると、ペロシ氏は2日午後9時から10時半の間に台北に到着予定で、台湾で一泊する見込みであると報じた。
TVBSニュースは、彼らが把握している情報によると、ペロシ氏は明日台湾に到着した後、台北市信義区のグランドハイアットに宿泊する予定。関連する安全対策はすでに配備されているという。
中国共産党は猛反発を繰り返している。中国外務省の趙立堅副報道局長は、1日の会見で、ペロシ氏が台湾を訪問すれば、中国は主権と領土を守るために必ず毅然とした対応と強い対抗措置を取るとし、「中国軍は決して座視することなく、必ず断固たる対抗措置を取る」と強調した。
Let her go to Taiwan. But pray before departure: wish herself a safe journey and wish herself not be defined by history as a sinner who starts a spiral of escalation process expanding military frictions to a large-scale war in the Taiwan Strait. pic.twitter.com/OuLsaAW3OP
— Hu Xijin 胡锡进 (@HuXijin_GT) August 1, 2022
これに対し、米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のジョン・カービー報道官は1日、CNNとのインタビューで、「中国(中国共産党)がそのような声明を出す理由も、行動を起こす理由もなく、議会指導者が台湾に行くことは珍しくない。これは、『台湾関係法』に基づく我々の政策や台湾への支援と非常に一致している。国として、そのような暴言や可能性のある行動に怯えていてはいけない。議長にとって、今回は重要な旅であり、私たちは彼女をサポートするためにできる限りのことをする」と述べた。
また、米国防総省がペロシ氏の安全を守るため、この地域の中国共産党の動きを24時間体制で監視していると米政府関係者が述べた。
(翻訳・藍彧)