軍艦鳥(Peterwchen, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons)

 世界中の動物の中には、その凶暴性やその大きさで知られているもの、また「稲妻」のような速さで知られているものがあります。今回は、「稲妻」のように速い7種の動物を見てみましょう。

イヌワシ

 イヌワシは大型の猛禽類で、獅子や虎のように太くて長い鉤爪を武器とします。特に内足指と後足指の爪が鋭く、狩猟専用となります。

 一般的に、イヌワシは空中を飛び回り、野兎や他の「美食」が地上にいるのを見かけると、翼を折りたたみ、時速300キロメートル以上の速度で急速に降下し狩猟します。

飛翔中のイヌワシ幼鳥(Dewhurst, Donna, Public domain, via Wikimedia Commons)

軍艦鳥(ぐんかんどり)

 軍艦鳥は大型の海鳥で、世界中の熱帯の島で見られます。

 軍艦鳥の体長は一般的に750〜1120ミリメートルで、胸筋が発達しており、とても速く飛ぶことができます。その速度は時速418キロメートルに達し、1200メートルもの高さまで飛ぶことができ、「飛行チャンピオン」の称号があります。

 また、空中で敏捷にひっくり返ることができ、大変優れた飛行耐力を備え、一気に1,600キロメートル以上の距離を飛行できます。最長記録は、4,000キロメートルだそうです。

チーター

 チーターは地上最速の動物です。その走行速度は3秒以内で時速110キロメートル以上まで達し、最高速度時には、一歩で約7メートル先まで走ることができます。

 チーターの体は細く、脚は長く、手足の筋肉が強いため、より大きく振ることができます。そのように体が特別な構造であるため、ものすごい速さで走ることができます。それゆえチーターは生まれつきのスピード王者となり、「サンダーキラー」と呼ばれています。

チーター(Falense, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)

メカジキ

 メカジキは、長い剣のような上顎で有名です。その上顎だけで体全長の1/3を占めます。メカジキの体表面は滑らかで、平均体重は68〜113キログラム、体長は2.1メートルです。長くて鋭い上顎は、海水を切り分け、抵抗力を減らすことができ、放たれた矢のようにとても速く泳ぐことができます。

メカジキ(Rvalette, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)

プロングホーン

 プロングホーンには2つの大きな鋭い角があります。その角は枝のように分かれているので、「エダツノレイヨウ」という別名を持ちます。

 プロングホーンは跳躍が得意で、一躍で3.5〜6メートルまで跳ぶことができます。その走りもとても速く、最高時速は86キロメートルまで達します。速度ではチーターに次ぎますが、プロングホーンの持久力はチーターをはるかに上回っています。

 アフリカのプロングホーンを脅かすのはライオンとオオカミだけです。しかし、プロングホーンには攻撃力はなく、とにかく逃げるのが得意です。持久力だけを見れば、プロングホーンに匹敵する動物はいません。

プロングホーン(Yathin S Krishnappa, CC BY-SA 3.0 , via Wikimedia Commons)

ヌー

 ヌーは主にアフリカ中部と南東部で見られます。ヌーは頭が大きく、肩が高く、釣針のような2つの角を持っています。

 ヌーには逃げること以外に能力がなく、走ることが得意です。ヌーはとても臆病で、そして警戒心はとても高いです。天敵が少しでも音を立てると、ヌーはすぐに時速80キロメートルの速度で逃げます。

ナミビア、エトーシャ国立公園のヌー(Frank Vassen from Brussels, Belgium, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons)

ヤブノウサギ

 ヤブノウサギは主に温帯の草原に生息しています。体型は家兎よりも大きく、通常の兎よりも耳と足が長いです。ヤブノウサギは時速60キロメートルの速さで走ることができます。

 ヤブノウサギは優れた視力、聴覚、嗅覚を持つため、少しでも異常な気配を感じるとすぐに逃げてしまい、捕まえられなくなります。

ヤブノウサギ(Böhringer Friedrich, CC BY-SA 2.5, via Wikimedia Commons)

 いかがでしょうか。7つのとても速い動物を紹介しました。これらの動物を並べて競走をさせると、とても面白くなるかもしれませんね!

(翻訳・宴楽)