台湾文化大学のレノンの壁を破壊している中国本土の学生(イメージ:YouTube Screenshot)
中華民国移民署長の邱豊光氏は、「レノンの壁」を破壊した中国人観光客と学生は、それ以降入国できないと述べた。
香港では「反送中」運動の延焼が進み、レノンの壁も台湾の各大学のキャンパス内各地で現れている。9月13日に台湾義守大学のレノンの壁が破られて以来、東呉大学、文化大学、世新大学及び中山大学のレノンの壁が、台湾に旅行した中国本土の学生と観光客に次々と破壊された。台湾内政部移民署長の邱豊光氏は今日午前、違法な行為をした大陸籍の学生や観光客は、これ以上台湾への入国を許可されないと強調した。
中華民国の立法院(国会に相当)外交・国防委員会は今日、邱国正国安局長を業務報告に招き、関連情報機関の長も招かれた。緑陣営の委員王定宇氏によると、台湾には多くの大陸からの学生がいるが、台湾の法律は守られておらず、台湾を旅行する大陸からの観光客もキャンパス内でレノンの壁を破壊している。一部の大陸からの観光客と学生が台湾の生徒たちを殴ったり、「レノンの壁」に五星旗を貼って香港人を罵倒したり、レストランでお茶をぶっかけたりしていた。台湾と香港の学生を保護し、台湾に留学しているまじめな中国本土の学生を保護するために、「レノンの壁」を壊して法を犯した学生の再入国を拒絶するとした。
王定宇氏は邱豊光氏に、今後また彼らを台湾に入れることがありえますか?と問いかけた。邱豊光氏は、違反・違法があれば入れないだろうと答えた。邱豊光氏はさらに、これらの人々が台湾に来ても、聯審会の審査を経なければならないが、聯審会が彼らを入国させるはずがないと答えた。
(翻訳・柳生和樹)