マー・ア・ラゴでの安倍昭恵、安倍晋三、ドナルド・トランプ、メラニア・トランプ。(内閣官房内閣広報室, CC BY 4.0 , ウィキメディア・コモンズ経由で)

 トランプ前米大統領は26日、フロリダ州の「マー・ア・ラゴ」で行われた保守系ラジオ番組「ザ・クレイ・トラビス・バック・セクストン・ショー」とのインタビューで、ロシア戦局と台湾海情勢について、米国がウクライナを「ロシアに差し渡せば」、中国共産党は台湾を全面的に侵攻すると警告した。

 トランプ氏は、「私たちはロシアがウクライナを破壊することを許した国であり、彼らは数十万人を殺し、状況はますます悪くなるだけで、私があなた方の最高司令官だったら、こんなことは決して起こらなかっただろう。そして、次(戦争が起きるの)は中国と台湾だ」

 トランプ氏は、中国の習近平総書記がウクライナにおけるロシアの戦略を利用して台湾を攻撃し、台湾の支配権を掌握すると直言した。

 バイデン氏と習近平氏は28日に電話会談を行う予定。ホワイトハウスは26日、台湾をめぐる緊張やロシアのウクライナ侵攻などの話題を取り上げるとしており、この時点でのトランプ氏の警告はより深い意味を持つのかもしれない。

 トランプ氏は同日、次の大統領選挙への出馬について強い意欲を示した。「もう一度、やらなければならないかもしれない。私たちは、ゲームを正さなければならない。私は、この国を正さなければならない」

(翻訳・藍彧)