中国河南省漯河市(らがし)舞陽県で28日午前、白いSUVが高速道路を2キロにわたって暴走し、30人が負傷、1人が死亡する大きな交通事故が発生した。
中国公式メディアの報道によると、28日6時52分、河南省漯河市舞陽県張家港路で白いSUVがひき逃げし、31人が死傷した。このうち、3人が重傷(1人は応急手当したが死亡)、28人が軽傷と軽い擦り傷を負った。事故を起こした運転手の劉容疑者はすでに警察当局に身柄拘束されている。
ネットユーザーが投稿した動画では、白いSUVは走行中、頻繁に方向を変え、暴走し、歩行者や電動スクーターに向かって突進し、人をひいた後、再び新しいターゲットを探すかのように、暴走していた様子が映っている。
地元のネットユーザーは、この事故の詳細を明らかにした。
「朝7時過ぎ、みんながPCR検査を受けるために列に並んでいたとき、同SUV車は人をはねてから逃げた。やがて車は北京路にある家庭用紡績品の店の前に止まった。車から30歳くらいの入れ墨のある男が降りてきた。その後、通行人を脅し続け、レンガを拾って徒歩で立ち去り、車を現場に残した。男はあるスーパーの入り口にやってきて、スーパーのレジのパソコンを壊すなどのトラブルを起こし、最終的に現場のスタッフに捕まった」
(翻訳・藍彧)