中国共産党は最近、大学生を中心に本格的な徴兵活動を開始した。徴兵対象は大学卒業生を重点としているほか、今年初めて大学院卒業生と在校生の徴兵年齢を26歳に緩和した。
中国共産党の機関紙「人民日報」は8日未明、公式ウェイボー(微博)で「軍隊に入り、国に尽くせ!全国で下半期の徴兵制が開始する」と発表した。記事では、「2022年全国下半期の徴兵活動が全面的に展開、今年初めて大学院生卒業生及び在校生青年の募集年齢を26歳に緩和し、募集対象は依然として大学生を重点として、理工系大学生と戦争準備に必要な技能人材を優先的に採用する。現在、徴兵健康診断の仕事は計画通りに秩序よく行われている」と書いた。
中国の「捜狐ニュース」も関連ニュースを報じ、中国共産党が「徴兵」のニュースを発表した後、各省は積極的に応じていると指摘した。
浙江省では下半期からの徴兵健康診断が本格的に開始され、同省の下半期の徴兵者数は11万人を超え、そのうち、大学生は5万人、大学卒業生は27000人である。
吉林省の適齢青年徴兵は2万人を超えた。
山東省青島市では、大学卒業生の応募率は90%を超えている。
河北省承徳市は様々な政策や奨励措置を打ち出し、地元の若者を徴兵に動員した。
江蘇省も徴兵の宣伝活動に力を入れており、各大学では「一対一」という宣伝活動まで大々的に行い、これによって大学卒業生の兵隊数を増やそうとしている。
これに対し、ネットユーザーのコメント。
「大学院卒業生も在校生も応募できる。就職先がもう1つ増えたことに相当し、大学卒業生が入隊することで、公務員試験に次ぐ人気になるかもしれない」
「2つの意味が推測できる。兵士が不足していることや失業を減らすこと」
「就職が困難なら、軍隊に行き兵士になる」
(翻訳・藍彧)