中国軍はここ2カ月間で、西太平洋で台湾と日本に対する挑発を強め、頻繁な軍事演習で軍事的対立をエスカレートさせている。これに対し、米軍はすでに中国の軍事を知り尽くしている。
米海軍の潜水艦と海兵隊の特殊作戦部隊はこのほど、太平洋と地中海で合同演習を行い、敵に忍び寄る戦術を重点的に訓練した。これらの訓練は、潜水艦から海兵隊員を上陸させるもので、水上または水中のいずれも可能にしている。この戦術は、米国の特殊部隊がどこにいるかわからない中国軍との衝突において、重要な役割を果たす可能性がある。
これとは別に、米海軍は無人水上艦4隻を「2022リムパック(環太平洋演習)」に派遣した。
デビッド・バーガー米海兵隊総司令官(海兵隊大将)は、米中間で戦争が勃発する対応として、海兵隊は現在、多くの変化を加えていると述べた。
大紀元時報の軍事コラムニスト沈舟氏は、中国軍がここ2カ月間、西太平洋で頻繁に軍事演習を行って挑発してきたが、実はすでに軍事力の底を漏らしていると分析した。「米軍は誇張しておらず、中国の軍事に関する情報を正確に把握しているのだ」
中国海軍の実力はどうなのか。中国海軍は北海艦隊、東海艦隊、南海艦隊の3大艦隊に分かれており、中国共産党は軍艦の製造が非常に速いと主張しているが、海軍の将校や士官などの不足が深刻で、新人や新装備の実戦経験も全くないと、沈舟氏が指摘した。
沈舟氏はまた、東海艦隊は台湾海峡での作戦を担当しているが、実は最も装備や能力が劣っていることに言及した。中国海軍はここ2カ月、頻繁に姿を現し、最後の神秘感を失っており、米軍も確実にそれらを目にしている。
米軍が先制攻撃を行うかどうかについて、米海軍のサミュエル・パパロ太平洋艦隊司令官は8日、「台湾問題が平和的に解決されることを望んでいるが、それができない場合、衝突に対応する準備ができている。最悪の状況に備えている」と述べた。
それに対し、沈舟氏は、「米軍は確かに先制攻撃を考えている。そのため、本当に心配すべきなのは、中国共産党の指導者たちであり、中国軍はすぐに壊滅される可能性がある」と述べた。
(翻訳・藍彧)