(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 タバコが有害であることは誰もが知っているが、ほとんどの人はタバコの害がタバコのニコチンにあると思っている。実はタバコの本当の毒は、「フィルターの材料」に隠されている。

 中国のタバコの生産業界に従事しているあるネットユーザーは、次のように明らかにした。

 「国内のタバコ製造業が、生産コストを下げるために、本来のフィルター材料を交換した。味が変化して消費者の不快を引き起こさないために、現在は低級品のみ変更している。一部の企業は中・高級品も変更している。それまでのフィルターフィラーは、アセテートという木の繊維でできていて、値段は高いが無害で、フィルター効果も高かった。現在のフィルター材料はなんとポリプロピレン(プラスチック原料)で代用されており、それ自体は無毒だが、化学的・物理的に処理されて繊維の束となっているので、見た目は以前と同じようだが、目に見えない細かい繊維がタバコを吸っている間に肺に吸い込まれてしまう。それらの細かい繊維はあなたの肺胞から出られないことを知っておく必要があるのだ。

 さらに、消費者が見ても分からないように、タバコメーカーは繊維に粘着性のある薬剤を加えている。しかし、粘り強くて製造できないため、希釈剤(シンナー)をも添加した。いずれも揮発性のあるコロイドで、中にはベンゼンや芳香族炭化水素類、塗料に含まれるような化合物が大量に含まれており、まるで毒に毒を加えている。

 作業場の製造作業員には、めまい、吐き気、嘔吐などの症状が見られている。人が吸い込んだらどうなるか、想像してみてください。このことは、企業の機密事項として厳重に管理されている。上級機関が視察・検査に来た際、職場のドアを閉めて、誰も出入りできないようにしている。古い(従来の)フィルターの製造過程だけを見せている。タバコにフィルターを装着する際、プラスチックがナイフに付着して切断しにくいため、刃にシリコンオイル(これも発がん性物質)を塗布している。タバコは人体にもともと有害だが、さらに有害なものを加えると体がより大きな毒を受け、有毒タバコになるのだ。 肺がんになる消費者は、いまだにタバコの吸い過ぎが原因だと思っている」

(翻訳・藍彧)