上海では6月29日、数十人の市民が大雨の中に駆け込み、シャワーを浴びて体をこすっていた。
中国の複数のメディアによると、上海では6月29日に通信行程カードの「アスタリスクマーク」が廃止され、旅行や外出が便利になった。同じ頃、上海は大雨に見舞われ、外灘、東方明珠、武康路などの名所では、バスタオルや薬用石鹸などの洗面用具を持って雨の中に突入し、体をこすりつける人々が見られ、それを見て真似をする人もいた。
記事によると、雨の中に駆け込んだ市民の趙さん(女性)は、「コロナ流行の間、数十日も家に閉じこもって、ストレスが溜まっており、アスタリスクマークが取り消しとなった今、土砂降りの大雨でみんなの気持ちがリラックスしている。大雨の中に入って都市と一緒に垢すりをするのは、自由で健康な儀式であり、市民たちはこれで新しい上海を迎え、自由な生活に戻ったことを祝うためのものだ」と語った。
しかし、声なき抗議だと考えるネットユーザーも、この行為に賛成しない人もいれば、それはショーであると疑問を呈した人もいた。
「これは市民ではないだろう!街撮りをしているインフルエンサーじゃないのか?」
「上海人が全員狂っているように見せるな、これは明らかに組織的だ」
「全員服を着てシャワーをしている。魔都(まと)の人はこうしてシャワーを浴びるのか」
作家でコメンテーターの石述思氏は、「PCR検査は正常(陰性)、健康コードは緑色、精神的に異常となった!」とコメントした。
(翻訳・藍彧)