最近、上海の多くの銀行で現金引き出しの長蛇の列ができ、夜中2時に並んでいる人もいるが、早朝5時前にはすでに受付番号がなくなり、預金者のパニックを引き起こしている。
上海が全面的に操業を再開した後、まず迎えたのは現金引き出しの潮だった。「上海の多くの銀行が満員で、老人が深夜2時に行列」という話題が一度、検索ランキングに登った。銀行の窓口は1日40件に制限され、ATMも時々故障し、預金者が悲鳴を上げている。
上海住民の王さん(女性)は、希望之声とのインタビューで「銀行はまだ開いていないのに、銀行の前にはすでに多くの高齢者が列に並んでいる。彼らは退職給付などを受け取っている。上海銀行だけでなく、他の銀行も行列ができている」と述べた。
中国人民銀行(中央銀行)の上海本部は、「キャッシュサービスの需要は、コロナの予防・制御などの影響により、依然として変動性と不確実がある」と述べた。
上海市民の李さん(男性)は、これはコロナの予防対策と関係しているだけではないと見ている。「主な原因は2カ月以上にわたる都市封鎖と関係している。もう1つの原因は、1日に一定額を超える引き出しができないことだ。例えば5万円以上の預金の引き出しは、事前に予約をしなければならない」
上海でお金が引き出せなくなったことを河南省の村銀行の現金引き出しサービス停止に結びつけ、上海の金庫でも現金が不足しているのではないか、という声もあった。
新浪網20日の報道によると、江西省九江市の預金者が地元の農業銀行に現金を引き出しに行ったところ、1日1000元しか引き出せないように制限されていたという。
また、深セン農業銀行も現金引き出しを1人1日1000元に制限しているという、動画を投稿したネットユーザーがいた。
(翻訳・藍彧)