高温のため、セメント道路が割れて座屈し、作物が完全に乾き、一部はほとんど乾いた薪となった。(ツイッター動画のスクリーンショット)

 中国河南省当局は18日、河南省が軽度の干ばつレベルに達し、干ばつ災害防止対策のレベル4の緊急対応を開始したと発表した。

 中国公式メディアによると、河南省は17日、農業干ばつ災害リスク警報を発表し、5月中旬以来、河南省の大部分の降水量は25ミリ以下で、一部地域では10ミリ以下となった。18日の報道によると、河南省はすでに軽度の干ばつレベルに達し、河南省水利庁は17日12時から干ばつ災害防止レベル4の緊急対応(渇水救済)を開始したという。

 また、河南省の最高地表温度は74.1℃に達し、漯河市(らがし)や許昌市(きょしょうし)のコンクリート道路が暑さで「ひび割れ」したとも報道された。高温のため、セメント道路が割れて座屈(ざくつ)した。

 ネットユーザーが投稿した動画には、16日、河南省漯河市は高温で、複数の村のセメント道路が突然破裂して座屈した様子が映っている。これは何年も現れたことのない光景だという。

 また、河南省の多くの地域の作物が完全に乾き、一部はほとんど乾いた薪となり、ライターで火をつけるとすぐに燃えてしまうという動画もある。

(翻訳・藍彧)