四川省で1日午後、マグニチュード6.1と4.5の地震が相次いだ。(中国地震観測網より)

 中国南西部の四川省で1日午後、マグニチュード6.1と4.5の地震が相次いだ。これまでに4人が死亡し、14人が負傷して病院に搬送された。

 (CSN)は、四川省雅安市蘆山県(北緯30.37度、東経102.94度)で1日17時00分、マグニチュード6.1の地震が発生し、震源の深さは17キロメートル、17時03分に同市の宝興県(北緯30.37度、東経102.92度)でマグニチュード4.5の地震が発生し、震源の深さは18キロメートルと発表した。

 中国CCTVによると、1日19時40分まで、地震の影響で山崩れや家屋の倒壊が複数確認され、廬山県と宝興県の一部の村鎮で地滑りや通信障害などの被害を受けたと報告されたという。廬山県ではまだ死傷者が確認されておらず、宝興県では4人が死亡し、14人が負傷した。

 新浪ニュースの報道によると、今回の強い地震の前に、多くの地域で緊急地震速報の警報メッセージを受信したという。あるネットユーザーは、自宅の水槽が揺れている動画を撮影した。

 陝西省の咸陽市と西安市の住民も揺れを感じたという人が多かったという。成都市民は、今回の地震は2008年の四川大地震以来、最も強い揺れだと述べた。

(翻訳・吉原)