世界一の富豪であるイーロン・マスク氏が10日、これまでツイッターに停止されていたトランプ氏のアカウントを復活させると述べた。ウォールストリート・ジャーナル紙(WSJ)の報道で分かった。
マスク氏は、トランプ氏をブロックしたのは「道徳的に間違った決定」だったと述べ、永久のブロックはツイッターへの信頼を損ねたと主張した。「誤りや悪いツイートがある場合、削除したり、非表示にしたり、一時停止は妥当だが、永久的なブロックをしてはならない」
トランプ氏をブロックすることは、最終的にこの前大統領の発言を右翼の中で影響力を拡大させると、マスク氏が述べた。また、ツイッターは政治的左寄りの偏向があり、このソーシャルメディアは「より公平になる必要がある」と述べた。
マスク氏は9日、会社の運営は国の法律に「追随する」ことを好むとツイートした。「何かを禁止したいのなら、法律を通して禁止すればいい、さもなければそれは解禁すべきだ」
まだ発効していない「デジタルサービス法」は、主要ソーシャルメディアに、違法コンテンツを迅速に処理し、定期的にリスク評価を行なうよう要求している。そうしなければ巨額の罰金を科される。
(翻訳・徳永木里子)