ラブロフ外相(Kremlin.ru, CC BY 4.0 , via Wikimedia Commons)

 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は25日、ウクライナとの和平交渉を継続することを明らかにした。しかし、現状では第三次世界大戦のリスクは「現実的に存在している」とも警告した。

 AFP通信によると、ラブロフ氏は25日、ロシアの報道陣に、ウクライナのゼレンスキー大統領の代表団との交渉を続けると明らかにした。しかし、ラブロフ氏は俳優出身のゼレンスキー氏が交渉する「フリ」をしていると非難し、「彼はいい俳優だ」と述べた。

 ラブロフ氏はまた、インタファクス通信に対し、「第三次世界大戦の危険は深刻かつ現実的であり、過小評価することはできない」と述べた。 しかし、「すべての問題は、協定の締結によって終わる」と確信しているとも表明した。

 ロイター通信26日の報道によると、ラブロフ氏は、西側諸国によるウクライナへの武器供給は、NATOが「本質的にロシアと交戦している」ことを意味し、「これらの武器は、特殊軍事作戦においてロシア軍の正当な標的となるだろう」と述べた。

(翻訳・藍彧)