中国吉林省長春市では4月5日にイノシシの姿が目撃された。(ネット写真)

 中国吉林省長春市では3月11日のロックダウン(都市封鎖)の実施から約1カ月半になる。外出が禁じられ、交通機関も全般運休し、街全体が空っぽになっている。しかし、街中でイノシシが暴れているのが目撃された。

 複数のメディアによると、長春市は感染拡大のため、3月11日から全面的に封鎖され、すでに40日間が経過している。住民が家から出られなくなっている。あらゆる交通機関も運休し、工場が操業停止し、街全体が休止状態になっている。

 しかし、長春のネットユーザーが19日に投稿した動画には、3頭のイノシシが長春市の路上で平然と走っている様子が映っている。

 ネットユーザーは「この3頭のイノシシはPCR検査を受けたのか?ワクチンを打ったか?マスクもつけないで出かけているじゃん!」と揶揄った。

 実は、長春市では5日にイノシシの姿が目撃された。地元メディアによると、長春市净月区で同日、路上に人はいなかったが、2頭のイノシシが走っているのを防疫スタッフが目撃したという。

(翻訳・徳永木里子)