ドローンメーカー世界最大手の中国企業DJI(大疆創新科技有限公司)は、ロシアとウクライナの開戦以来、ウクライナ軍のドローンの「航空宇宙(Aerospace)」技術を意図的に制限したと非難された。DJIのドローンを使用するとロシア軍から砲撃されたこともあるとのこと。ウクライナ軍は、もうDJIのドローンを使わないことにした。
台湾の自由時報の報道によると、ウクライナの海陸将兵は、この戦争ではドローンや先進的な戦闘機、防空システムなどあらゆる種類の先端兵器を必要としているが、DJIのドローンはロシア軍に簡単に位置を特定されるため、もう使っていないと述べた。これまでにドローンを離陸後1分で砲撃されたことがあったという。
DJIのドローンを使っている使用者の所在地が砲撃された動画がこのほど、ネット上に出回っている。
ウクライナの国営の報道機関「ウクルインフォルム(Ukrinform)」によると、ウクライナ軍は10日、ウクライナ空軍、陸軍、空襲部隊が9日1日に、ロシアの無人機5機、飛行機3機、ヘリコプター1機、巡航ミサイル4機の計13機を撃墜したとして、戦果を公開した。
(翻訳・藍彧)