ロシア軍の9K37 ブーク対空ミサイル・システム(パブリック・ドメイン)

 ウクライナ軍特殊作戦司令部は4日、ロシア軍が撤退する際に「9K37ブーク対空ミサイル・システム」を残していたとフェイスブックで発表した。ウクライナはロシアに「感謝する」特別文章を発表した。

 ウクライナ司令部は3日、廃棄されたロシア軍の陣地を特別捜査し、偶然にもブークミサイルシステムを発見したと述べた。また、捕獲したブークミサイルの写真も公開した。

 ブークミサイルシステムは、ロシアの自走式中距離地対空ミサイルシステムで、主に野外防空を任務とし、陸軍のミサイル旅団に装備されて巡航ミサイル、スマート爆弾、固定翼機、回転翼機、ドローンと戦い、海や陸上の目標を攻撃することができる。 約5分で戦闘態勢に入る。

 ウクライナの発見により、ロシア軍の撤退が秩序ある戦術調整だったのか、それともある程度コントロールを失っていたのではないのか、と疑問視された。

(翻訳・藍彧)