台北(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 台湾国立中央大学応用地質研究所の李錫堤教授はこのほど、台湾は現在、地震の100年周期に入っており、今後は「琉球海溝」でマグニチュード8クラスの地震が発生する可能性があると分析した。

 台湾の「蘋果新聞網」25日の報道によると、李錫堤氏は、海溝断層は地殻の最大の亀裂であり、海溝型の巨大地震が発生する前に陸地で地震が先に発生する。海溝型地震が発生した後、陸地では地震が連発し、その連鎖が地震活動期であると説明した。台湾は琉球海溝を特に注意すべきだと強調した。

 琉球海溝でマグニチュード8以上の地震が発生した場合、震源地とその周辺の断層が破裂するほか、断層の沿線加速度が大きく、台湾東海岸にある花蓮県は深刻な影響を受けるに違いないと述べた。台北市も一定の影響を受けると述べた。

 「琉球海溝でマグニチュード8以上の地震が発生した場合、震源地周辺の断層の破壊に加えて、断層に沿った加速度が大きくなり、台湾の東海岸に位置する花蓮県は非常に深刻な影響を受けるのは間違いない。台北市も一定の影響を受けるだろう」

 同氏はまた、マニラ海溝にも引き続き注意を払うべく、地震が発生すれば、その結果も想像を絶するものになるだろうと述べた。

(翻訳・藍彧)