キエフ(Hoodrat, CC BY-SA 3.0 , via Wikimedia Commons)

 ロシア・ウクライナの5回目の停戦協議が29日、トルコのイスタンブールで開かれた。大きな進展があったことから、米国株が再び上昇し、原油価格や金価格が急落した。

 複数のメディアの報道によると、トルコでの初の対面協議後、両国間の交渉は建設的な成果を収め、ウクライナの停戦協定が最終的に達成される可能性があると予想されている。

 交渉が終わった後、ロシアはキエフとチェルニヒフ周辺の軍事作戦を縮小すると発表した。一方、ウクライナ側は、会談中の安全保障と引き換えに中立的立場を提案したとし、当局は他の軍事同盟に参加したり軍事基地を設置したりしないことを約束し、分離主義者が支配しているトンバスとクリミア地域を除く領土に対して国際安全保障を求めると述べた。

 ロシアのタス通信の声明によると、29日の交渉は、ロシアとウクライナの間でこれまでで最も実質的な会談になったようだという。これを受けて、同日の米国株価は上昇し、ニューヨークの原油先物は100ドルを下回ったが、それでもロシアとウクライナの戦争前の価格よりも高かった。金の価格は1900ドル以下に下落し、東欧での紛争中の上昇幅(利益)を帳消しにした。

 業界では、東欧の平和交渉に真の進展があれば、一部の大口商品の変動が解消されると考えている。

(翻訳・藍彧)