東方航空旅客機の残骸(ツイッターより)

 中国東方航空の墜落事故から3日目の23日、墜落したMU5735便のブラックボックスが発見された。生存者の情報はなかったが、飛行機残骸の一部と人体の破片が発見された。

 中国共産党の機関紙「人民日報」23日の報道によると、東方航空MU5735便のブラックボックスが23日、激しく壊れた状態で発見されたと、東方航空便事故に関する第2回記者会見で発表されたという。

 広西チワン族自治区の消防救助隊・鄭西隊長によると、23日夜19時時点で、消防救助隊員が総面積46000平方メートルを捜索し、東方航空旅客機の残骸と人体の破片を発見したという。人体の破片からDNAを抽出することで、乗客乗員の身分を判明させることができる。

 管制官と近隣の飛行機が事故便に呼びかける録音が最近、暴露された。事故発生する前、管制官や近隣飛行機の乗務員がMU5735便に合計6回呼びかけても、MU5735便の応答がなかったことが明らかになった。

海南7152:東方5735、広州が呼んでいる。
(MU5735便、無応答)

珠海進近(地元の航空管制機関)120.35:珠海進近120.35の呼び出し、(東方5735)受信したら応答してください。
(MU5735便、無応答)

珠海進近120.35:南方3764、もう一回東方5735を呼び出してもえるか。

南方3764:了解、120.35は東方5735を呼んでいる。(ここが)南方3764。
(MU5735便、無応答)

上航9256:上航9256。121.5は呼んでいる。
(MU5735便、無応答)

これは、近くの便がMU5735便を最後に呼んだものであった。

(翻訳・徳永木里子)