新型コロナウイルスの感染拡大で封鎖された中国の武漢から情報発信を続けたため、中国共産党当局から弾圧を受けた市民ジャーナリスト・人権派弁護士、陳秋実氏(36、男性)は22日、台湾で2番目に視聴率の高いPodcast番組「百霊果News」のインタビューを受けた。
60分の番組の中で、陳秋実氏は中国共産党の抑圧された環境下での精神状態や生活について語った。自分のしたことに後悔はないと告白し、自分の原則は決して嘘をつかないことだと述べた。
彼は、2020年2月に失踪して以来、一体どんな思いをしてきたのか、どんなことを経験してきたのか、どこに拘束されていたのかなど、といったデリケートすぎる話題を番組で話すことができなかった。弁護士資格をだいぶ前に剥奪されたため、現在は無職で、コーヒーなどの小物販売に頼って生活していること、好きなスポーツはボクシングであることを語った。
陳氏によると、ウィーチャット(WeChat、微信)アカウントを開設するごとにブロックされるため、結局使うのをあきらめざるを得なかったという。しかし、自分にとって大したことではないと述べた。
陳氏は、携帯電話を車に置いて車を遠くに停めてから、彼に会いに来るネットユーザーもいると述べた。彼と一緒に写真を撮ることも怖がっている。
彼は、「何も悪いことをしていないのに、商いをしている一般市民なのに、なぜ私と話すだけでそんなに怖がっているのか?善い人はなぜここまでこわがっているのか?不可解だ」と語った。
(翻訳・藍彧)