中華民国国防部(国防省)が21日に立委員会に送った最新の報告によると、中国共産党(以下、中共)は台湾に対する「実戦化」の標的訓練を徐々に強化しているという。最近では民間航空機を出動させて馬祖などの台湾外島のグレートゾーンに侵入し、台湾軍の対応能力を探り、空防圧力を増加させ、台湾の安全保障に厳しい挑戦を構成していると指摘した。
国防部は、中共はすでに第一列島線を突破し、台湾東部への戦略的深化を図ろうとしていると指摘した。台湾は第一列島線の要衝に位置しており、米国とその同盟国は、台湾海峡と南シナ海で合同軍事演習やパトロールなどを行い、中共を抑制し、地域主導権を掌握しようとしている。
報告書はまた、中共の新世代兵器は続々と軍隊に編成され、台湾軍は軍備競争を行わず、非対称戦の考え方で、長距離・精密・機動兵器システムを開発し、総合的な防御・防衛能力を構築し、非対称な優位性を作り、敵の軍事的侵入を効果的に阻止していると言及した。
(翻訳・藍彧)