元竜国際ホテル(ネットより)

 中国共産党当局の「ゼロ・コロナ」政策の影響を受け、大勢の民衆が地方政府によって、頻繁に指定された場所に強制的に隔離させられた。隔離のためにかかる高額な費用が国民から批判されている。最近、民衆が支払った隔離費用の行先を明らかにする動画が、ネットユーザーの間で話題となっている。

 河北省石家荘市元竜国際ホテルは4日、地元政府に説明を求めた。このホテルは、隔離用ホテルとして政府に徴用されていたが、全ての隔離費用はホテルが先に立て替えており、ホテル側は「もうこれ以上立て替えできない」と訴えた。

 同動画には、当該ホテルの経営者は政府関係者に対し、「今年は昨年より良くなると言われている。昨年は最悪だったので、底についたと思った。旧正月16日から今まで、精一杯頑張ったが、これ以上もう無理だ」と述べた。

 情報筋によると、地方政府は隔離必要となる人を次々と送ってきているが、隔離費用はすべて政府の口座に直接振り込まれているが、隔離される人のホテルでの食事や宿泊費などは、すべてホテルが立て替えして負担しているという。

 「ホテルが立て替えしたこれらの費用の決済は、政府と年1回しか清算できない。全てのホテルが政府部門と接触したことがある。政府の清算部門に行くと、様々な理由で延長したり、責任転嫁したりして、ホテルの経営者を苦しめており、これ以上続けることができない」

(ネットより)

 

(翻訳・藍彧)