香港の第5波の感染が拡大する中、警察官の10%以上、3,000人以上がすでに感染・隔離されている。
中国共産党当局が香港に対して、「何よりも流行を抑えること」という命令を下したため、香港政府が3月26日から4月3日までの9日間、全員を対象としたPCR検査を実施する準備をしているという。その期間中、全住民が3回の検査を受け、「禁足」措置に協力する必要があるが、詳細は未だに発表されていない。また、香港政府は4,000人の警察官を配備し、全員のPCR検査に対応する予定である。
しかし、流行が深刻化するにつれ、香港警察における感染者数も急増している。警察当局によると、第5波の感染が発生して以来、10%以上の警察官が感染によって出勤できなくなっているか、濃厚接触者となり隔離が必要となっている。警察側は、最前線の仕事を支援するために、後方勤務スタッフの配置や、必要のない訓練プログラムを延期するなど、緊急時対応策を採用しなければならない。
公開されたデータによると、警察庁は現在、約38,390人で、つまり約3,800人の警察官が感染し隔離されていることになる。
香港の感染者数は連日、1日5万人に達し、過去お2日間でようやく3万人あまりにまで下がった。しかし、この数字には市民が自ら行った快速検査キットで陽性と判定した人が含まれていない。第5波の流行ですでに458,000人超の感染者が確認された。
(翻訳・徳永木里子)