ロシアのプーチン大統領が病気にかかっている可能性を示す5つの証拠が挙げられたことが、英紙「デイリー・テレグラフ」10日の記事で分かった。
第一に、プーチン氏の顔や首が腫れていることから、ステロイドを使用しているのではないか、ステロイドの大量摂取が気分や行動の変化を引き起こしたのではないか、などの憶測が飛び交った。
第二に、プーチン氏が会議で長すぎるテーブルを数回使用することから、免疫力が低下している人は、感染するリスクが高いと考えられる。プーチン氏がすでに病気になっている場合、極端な防疫措置を講じているのは理にかなっている。
第三に、マルコ・ルビオ米上院議員(共和党、フロリダ州選出)がこのほど、プーチン氏には「何か問題がある」、「神経系統あるいは生理上の健康問題があるようだ」とほのめかした。同記事によると、ルビオ氏はネット上の陰謀論者ではなく、米上院情報委員会の上級共和党員であり、機密情報にアクセスすることができるのだという。
第四に、ロシア人によるもので、政治学者でモスクワ国際関係大学の広報責任者でもあったバレリー・サラベイ教授は2020年11月、プーチン氏の手足がけいれん(痙攣)しており、パーキンソン病か癌の可能性があると主張した。
第五に、プーチン氏の任期が2036年までとなり、領土併呑のペースが急に加速したことが、彼の健康問題の原因の一つである可能性がある。
また、台湾のメディアがプーチン氏の健康状態を取り上げ始めた。FTV News(民視新聞)では10日、プーチン氏は歩くとき左腕だけをテンポよく振り、右腕はいつも硬くまっすぐで、脳卒中かパーキンソン病の疑いがあるとの声もあるという。
(翻訳・徳永木里子)