今日は、10個のとても面白い身体の現象をご紹介します。8割の人が気に留めないのですが、きっとみなさんも経験したことがあります。一緒に見てみましょう!
1、緊張すると唇を噛む
唇を噛む習慣はありませんか?実はそれは、心理的要因・ストレスや不安に伴うものです。私たちの脳は、「唇を噛む」ように指示を出しています。それによって、悩み事を減らし、できるだけ早く落ち着くようにしたいからです。もちろんそれ以外にも、唇が荒れている時、唇を噛むことで水分補給ができるという理由もあります。でも、この方法では唇の荒れが改善されないどころか、悪化するので避けた方がいいです。
2、目が覚めると、夢の中の出来事を覚えていない
夢の中には奇天烈なことがたくさんありますね。しかし、どんなに面白い夢でも、目が覚めたらすべて忘れてしまいます。実はこれも脳が体のために気を遣っているからです。人間の思考は枠組み、論理、そして特定的な順序で構成されています。一方、夢は象徴性と奇妙なイメージだらけです。私たちの脳は、夢の中の物事が論理的に役立たないと判断したため、記憶から削除したのです。
3、くすぐられたら笑う
一般的に言えば、人体の一番くすぐったいところは脇の下とお腹です。この二つのところはちょうど、大事な器官を包んでいるので、非常に敏感です。そのため、触られると本能的に笑いますが、これは喜びの表現ではなく、ただ体を守るためであり、くすぐってくる人に早く手を止めてくれるように願っているのです。一方、自分で自分をくすぐると、体が脳に「この動きは安全です」という信号を送るので、笑いも不快感も起こりません。この現象の原因について、科学者もいまだに合理的な説明ができません。
4、非常に緊張すると汗をかく
とても重要な場面で、緊張しすぎて顔や体に汗がびっしょり。科学的に言えば、交感神経が興奮すると、人体の汗腺が開き、汗の分泌が増加します。実はこのような現象は体を守るためです。血行を良くして新陳代謝を促し、健康を保つためですから、この現象についてはあまり心配する必要はありません。
5、天気による頭痛
天気が変わると気圧も変わります。血管や神経がこの変化を感知するので、血管が急に拡張したり収縮したりして、素早く反応します。一般的に言うと、血管は弾力性があるため、天気の変化に応じて速やかに回復することができます。しかし、一部の人では、血管や神経が天気の変化に追いつかず、体外と体内の間に「圧力差」ができて、頭痛や偏頭痛が起きてしまいます。このような現象に対しては、早めの治療のほか、より暖かい場所でしばらく暮らすことで、頭痛は緩和できるとされています。
6、同じ太陽の下で、肌は黒くなるが、髪の色は薄くなる
日光浴をすると、肌の表面に本物の「戦争」が繰り広げられます。太陽は体に悪い紫外線を発しますが、肌は自分を守るためにメラニン色素を作って太陽からの攻撃を防ぎ、紫外線を吸収します。メラニン色素が増えてくると、肌は黒くなります。
一方、髪には少量のメラニンがありますが、皮膚のように自らメラニンを作り出すことはできません。そのため、紫外線は髪に蓄えているメラニンを素早く燃やしてしまい、髪の色が薄くなってしまいます。
7、耳鳴り
耳鳴りの原因を知るには、まず耳の仕組みを探りましょう。耳の内部は何千もの有毛細胞で覆われています。音波が届くと、これらの有毛細胞が振動し、神経に衝撃を与え、脳に伝えます。脳がこの信号を処理してから、人は音が聞こえるようになります。しかし、つんざくような音を聞くと、有毛細胞が損傷してしまいます。時間が経つにつれてこれらの有毛細胞は効率的に働らなくなり、よく誤った信号を脳に伝えます。この誤った信号は耳鳴りです。そのため、必ず自分の耳を守って、耳鳴りが起こらないよう気をつけましょう。
8、立ちくらみ
横たわっている、あるいはしゃがんでいる姿勢から急に立つと、めまいがすることがありますね。これは重力により、体内の血液が下に向かって両足に流れて行くためです。しかし、血液がすぐに脳に戻って、めまいの感覚は緩くなり、体もすぐに回復できますので、心配しなくても結構です。もちろん、これを避ける方法はあります。つまり、ゆっくり立ち上がり、こまめな水分補給をすることです。そうすることで、体内の血流が速くなるからです。
9、仕事の日の起床は難しいが、休みの日の起床は簡単
科学者によると、これは脳に原因があるそうです。脳は登校や出勤を一種の脅威だと思っていますので、体をベッドの上に残し、その脅威からのストレスを緩和させます。一方、休みの日は、脳も体もリラックスした状態ですので、睡眠がよくとれ、自然と起きられるようになります。このような面白い現象は、多くの人が経験したことがあるでしょう。
10、ランニング中に攣(つ)る
ランニング中でツったことある人なら、きっとその辛さを知っているはずです。実はこれも正常なことです。走る時には、血液が体内に均一に行き渡るほどの時間がなく、肝臓と脾臓のところに溜まる傾向があります。そのため、ほかの体の部位に血が足りなく、痙攣(けいれん)の現象が起こり、ツってしまいます。この問題を解決するのも簡単です。ランニング前にウォーミングアップをするほか、カルシウム類の食品や補血の食品などの栄養食品を体に補給するのもなかなか良いのです。
以上、よくある十個の身体の現象をご紹介しました。自分の体のことが分かってきたような気がしませんか?体についてもっとよく学んでいきながら、この得難い体をより大切にし、明るく楽しく過ごしましょう。
(翻訳・清瑩)