中国の太子党(紅二代)の楊小平氏が80歳の誕生日パーティーで語ったスピーチ動画がこのほど、ネット上で話題になっている。動画の中で、楊氏はパーティーに参加した友人や家族に、生きている間に中国で民主主義憲政が行われることを迎えたいと語った。
同動画は、ネットユーザーによってツイッターに投稿されたもので、楊氏の誕生日を北京ダックの名店「全聚徳(ゼンシュトク)」で祝う一行の様子が映っている。楊氏は席から立ち上がって、「こんなに盛大な誕生日パーティーは初めてだ」と皆に感謝した。そして、「80歳!もう高齢だが、中国の民主主義憲政、百年に一度の大変革を迎える日を、その日を私は必ず見る!自信がある!」と誕生日パーティーのスピーチをし、家族や友人たちの大喝采を博した。
公開情報によると、楊小平氏は元中国共産党上将である楊勇氏の息子で、退職前は陸軍少将の階級で文官を務め、国防科学技術の仕事に従事していたという。父の楊勇氏は共産党の副総参謀長兼北京軍区司令官で、兄の楊冀平氏は中将である。
同動画と一緒にツイッターで広く流れたニュースでは、誕生日会には故・胡耀邦総書記の三男である胡耀華や、中国の傷痕文学(しょうこんぶんがく)作家・馬波氏(ペンネーム・老鬼)も出席していたとのこと。
楊氏の誕生日スピーチは、多くのネットユーザーにフォローされ賞賛された。
「楊小平氏の言葉に元気をもらった」
「まだこんな声が聞けるなんて」
「久しぶりに聞く『嬉しい言葉』だ」
「勇敢な発言!報道自由や民主主義を支持し、勇敢に発言した老人を支持する!」
「このような声はますます多く、大きく、強くなり、必ずや(中国共産党の)悪魔を飲み込む大海原となるだろう」
近年、多くの紅二代が中国共産党体制の邪悪な内幕を知ったため、徐々に民主主義・自由を支持することに転じている。例えば、中国共産党中央党校の元教授、蔡霞氏は最近、公に中国共産党の悪事を暴露している。
蔡氏は昨年6月、米国のフーバー研究所で中国語と英語で講演し、「中国共産党は餓えた龍のような野心を持っているが、本質は紙虎である」と述べた。また、多くの要因で予期せぬ局面を招く可能性があり、ひいては中国共産党政権が突然崩壊する可能性もあるため、それゆえ米国政府は備えるべきであると主張した。
(翻訳・藍彧)