中国山東省にある青島膠東(こうとう)国際空港では24日、空港の地上整備員が牽引中の飛行機にひかれる死亡事故が発生した。
中国メディアによると、青島膠東国際空港で24日に死亡事故が発生した。青島航空株式会社が管理・使用するエアバスA320旅客機番号「B-30FG」は、整備エプロンの指定スタンドでオーバーホールされた後、地上整備員が付き添う別のスタンドに牽引された。当初、地上整備員1人は同機の下で連絡を担当していたが、牽引中に倒れたところを他の整備員に発見された。牽引作業が緊急中断し、医療隊員に応急処置をしてもらったが、同整備員は押しつぶされたため、その場で死亡した。
安全規制当局が介入して追跡調査している。関係会社および同空港は、この事故をまだ外界に公表していない。
情報筋によると、このような空港事故は以前にも起こったことがあり、同じく「非公開処理」したという。
この事件はネット上で反発を呼んだ。
「事故のニュースは厳しく封じられており、我々地元のものも知らなかった。24日のことだが、今に知った」
「地下鉄のホームドアが人を挟み殺し、航空機の牽引で人をひき殺し、最近はどうなってんの?」
「ああ、なんてこったい、痛ましい!」
(翻訳・徳永木里子)