中国不動産大手の恒大集団は24日深夜に、中国政府が資金難に陥っている同社に対する管理を強化する中、「包括的」で「効果的」な債務再編計画に取り組むため、海外債権者に一段の時間的猶予を求めた。
負債が3000億ドル(約34兆円)に達すると推定される恒大は、昨年末に対外債務の重要な利払いが滞った。恒大の海外債券保有者のグループは先週、恒大が債務リスク解決のために積極的にコミュニケーションを取らず、強制的な手段で彼らの権利を守るために法的措置を取るつもりであると述べた。
ロイター通信の報道によると、恒大の海外債権者グループが、恒大は債務返済において、実質的な伸展がないと考えており、恒大が相談なしに資産をこれ以上に処分することを阻止するために、弁護士を雇って一定の手段を講じさせたと報じた。
一方、恒大はウェブサイトに掲載した英語と中国語の声明で、債務再編計画の策定に向け海外債権者と連絡を取り合いたいとし、「過激な法的措置」を取らないよう要請した。債権者とのコミュニケーションに入る前にさらなる調査と評価が必要とし、 「すべての関係者の法的権利を保護するために、取締役会、リスク管理委員会、そして恒大全体は、包括的で詳細、かつ効果的な債務再編計画を策定するための努力を惜しまない」と表明した。
(翻訳・吉原木子)