中国国内のシャオミ(Xiaomi)製スマートホンのユーザーが最近、シャオミMIUI13システムを使用して以来、携帯電話の自分のすべての個人情報が警察にアップロードされていることを発見し、ショックを受けた。
中国のシャオミ製携帯電話ユーザーは16日、シャオミコミュニティで、自分が使っている携帯電話はシャオミMIUI13だと投稿した。最近、地元の警察から、自分の携帯電話に海賊版ソフトウェアがインストールされていると電話を受けたと語った。同ユーザーによると、警察とのビデオ通話で、自分の名前、携帯電話番号、携帯電話にインストールされているアプリとそのインストール時間がすべて警察に筒抜けであること、そして警察からハイリスクグループとしてマークされていたことを知ったという。
同ユーザーは、「自分がどんなアプリを使っているか、どんなWebコンテンツを閲覧したのか、電話をかけるときに何を言ったのかまで、誰にも知られたくない。これが私の最後のプライバシーのベースラインだ。さようなら、MIUI 13」と強調した。
この事実は、多くのネットユーザーから注目を浴びた。
「今後、シャオミの携帯を使わず、アップルの携帯に乗り換える」
「国内のすべての携帯電話が政府の国民監視の道具になっている」
2020年に発売される5Gスマホ「シャオミ10T」も、国際的な情報セキュリティの疑惑に巻き込まれた。2021年9月末、リトアニア国家サイバーセキュリティ・センター (NCSC)は、同携帯電話の欧州版機種に内蔵されたソフトウェアにテキスト検閲機能があることを明らかにし、全国民に中国製携帯電話を放棄するよう呼びかけた。この事件をきっかけに、各国のセキュリティ機関がシャオミの携帯電話を調査するようになった。
(翻訳・藍彧)