インド空軍は20日、Facebookにインド空軍参謀長とインド太平洋地域の複数の空軍高官とのオンライン会議を発表した。公開された写真には、中華民国(台湾)の空軍司令官・熊厚基(ユウコウキ、Hsiung Hou-chi)大将の軍服姿が写っている。
ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、オンライン会議での話題は、過酷な場所で活動する際に後方任務の配備と機敏な作戦展開に直面する挑戦だという。参加者は、インドや日本、米国、台湾、タイ、マレーシア、韓国、ブルネイ、シンガポール、日本、ベトナムなどの空軍関係者。
台湾大手のシンクタンクである国家政策研究基金会の軍事研究員である掲仲氏は、台湾の空軍司令が「顔を見せる」ことはインドが作った前例であり、インドと台湾の軍事・政治交流が最近よくなったことを示すものだと述べた。
中華民国国防安全研究院の蘇紫雲氏(資源と産業研究所所長)は、台湾の空軍司令官が軍服姿で多国間の国際会合に参加したことは、明らかなメッセージであり、台湾が環太平洋軍事演習に参加できるのは時間の問題のみと分析したうえ、最も中心的なことは、台湾はすでに地域戦略や地域安全の問題全体について発言する権利があることが明確に示されていると述べた。
これはインド太平洋の安全保障、台湾自身の安全保障、そして中国共産党の冒険を抑制するために、ポジティブな意味合いを持っていると、蘇氏は考えている。
インド空軍のFacebook:
(翻訳・徳永木里子)