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 中国の四川省、浙江省、広西チワン族自治区でこのほど、鳥インフルエンザによるヒト感染5例が新たに報告され、うち2人の死亡が確認された。

 香港政府衛生署衛生防護センター(CHP)は13日、四川省、浙江省、広西チワン族自治区で新たに発生した鳥インフルエンザA(H5N6)のヒト感染例5件を密接に監察している。確認された5人の年齢は28歳から75歳の間で、それぞれ四川省の瀘州市、楽山市、浙江省の杭州市、広西チワン族自治区の柳州市に住んでいた。うち2人が死亡、残りの3人は重体で危険な状態だという。当局は現在、5人の患者の感染経路を調査している。

 H5N6型鳥インフルエンザウイルスは、H5N1型やH7N9型の鳥インフルエンザウイルスと同じく、A型インフルエンザウイルスに属している。そのほとんどが家禽に対して高い病原性を持っている。2008年に中国の家禽から初めて検出されて以来、徐々にH5N1に取って代わった。

 H5N6型にヒトが感染した場合の症状は、他の鳥インフルエンザウイルスと同様で、主に発熱(38℃以上、39℃〜40℃にもなる)、咳、喉の痛み、筋肉痛、鼻づまり、鼻水などの全身症状が表れる。放置すると重度の肺炎にもなり、呼吸不全、多臓器不全、死に至る場合もある。

(翻訳・藍彧)