中国天津市はこのほど、中共ウイルスの変異株・オミクロン株の市中感染者が最多地域となっています。感染者が確認される前の一週間、天津市の住民の外出先は主に首都である北京市などに集中していたことがわかりました。
「百度迁徙」の地図によると、1~7日までの天津住民の出先は主に北京市と河北省の廊坊市、唐山市などに集中しています。
8日24時、天津市疾病予防管理センターがオミクロン株に2人が感染したと公表してから、天津市では9日から夜通し大規模なPCR検査を実施し、9日には21人、10日には10人の市中感染者が確認されました。しかし、感染経路はまだわかっていません。
天津市は中国の4大直轄都市の一つであり、約1562万人(2020年)の人口を有しており、北京まで高速鉄道で約30分の距離で、北京への通勤者も多いです。
オリンピックの開催が近づくなか、感染拡大防止は北京当局の最大の課題となりました。
北京当局は9日、原則として北京住民は天津に行かず、また天津住民は北京入りをせず、在宅勤務するよう要求しました。さらに天津市の感染者が集中している地区 ・津南区などの住民は北京入りを固く禁止されています。
また天津に行ったことがある人や、昨年12月23日から北京入りした人もレベルに応じて、隔離や検査、報告などを要求されています。
旧暦の正月も間近になり、北京当局は10日、必要な時以外は北京を離れず、現地で正月を祝うよう通達を出しました。現在、天津市内の大半の駅で北京行きの列車の運行が停止されました。
大都市の西安市はロックダウンしてから20日目に入っており、感染リスクの高い数万人を市外に移動させたにもかかわらず、市中感染者は出続け、10日には13人も確認されました。河南省も市中感染拡大中です。全国への蔓延の恐れが出てきました。
「百度迁徙」の地図:
天津爆发本土Omicron确诊病例。健康时报网发布百度迁徙地图显示,天津疫情爆发前一周,即1月1日至7日的7天时间内,天津迁出人口主要目的地集中在北京市、河北省廊坊市、唐山市等。图上可见密集的迁出轨迹,令人心惊。 pic.twitter.com/eh6RflS8s5
— Dr. Peter Zhaoxiao 赵晓(经济学家) (@xqsdgsdy) January 10, 2022
(新時代Newsより転載)