ブリンケン米国務長官は3日、9つの北大西洋条約機構(NATO)加盟国の外相らとの電話会談で、中国共産党によるリトアニアへの政治的・経済的圧力について話し合った。これと同時に、台湾は中国が受け取りを拒否したリトアニア産の2万本のラム酒を買い取った。
ブリンケン氏は3日、リトアニア、ブルガリア、チェコ、ポーランド、ルーマニアなど9か国外相と通話し、ウクライナとリトアニアの問題を討論した。NATO10か国外相はリトアニアと協力して中国の経済的・政治的圧力に対抗していくことを強調した。
このほか、リトアニアと台湾がお互いに代表処を設置したことにより、中国共産党の経済報復がエスカレートしている。台湾の酒メーカーは、昨年12月に中国向けに輸出されたリトアニア産のダーク・ラム2万本余り、中国に受け取り拒否されたことを知り、買い取ることを決めたという。
同酒メーカーは、これらのダーク・ラムは1月上旬に台湾に到着する見込みで、台湾人に「リトアニアのために乾杯する」ことを呼び掛けた。
(翻訳・北条)