中国共産党政権はインターネット業界への規制管理を厳しくしている。
11日、テレビ・ラジオ・新聞・出版社を管轄する機関「中国広電総局」によると、昨年10月から、ティックトック、クアイショウなどの10余りの大手中国ショートムービープラットフォームを対象に、「高級黒」(注1)、「低級紅」(注2)などの内容が大量に含まれるアカウント38万が使用停止、102万本のショートムービーが削除されたという。
近日、多くの「小粉紅」(注3)が、一部の言論により、規制対象になったと明かした。削除されたの多くは言論には海外の情報や話題が含まれている。カナダの中国時事評論ユーチューバー「公子沈」は、彼に対して過激な言論を放ったある小粉紅がツイッターを使ったことで、中国ネット規制部門に罰金されたと話した。
(翻訳・北条)
注1:「高級黒」とは、巧妙に中傷や風刺をすること。当初はネット用語で、だんだん対義語と言える「低級紅(下手な称賛)」と並んで政治用語として使われるようになった。
注2:「低級紅」とは低俗で形式的な「政治的正義」を訴えることで、人々の誤解を招き、逆効果の宣伝になってしまうことを指す。
注3:「小粉紅(シャオフェンホン)」とは、中国語では「ピンクちゃん」に等しく、「未熟な共産主義者」であるという意味で使われている。