ウクライナの軍人(イメージ / Pixabay CC0 1.0)

 ウクライナの調査会社がこのほど行った全国世論調査によると、ロシアが全面戦争を仕掛けてきた場合、3分の1のウクライナ人は武器を取る用意が出来ていると答えた。ウオール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙の報道で分かった。

 ウクライナとの国境には数万人のロシア軍が集結しており、両国間の緊張は高まっている。1709年、ロシアはウクライナ東部の都市ポルタバで決定的な軍事的勝利を収め、約3世紀にわたってウクライナの大部分を支配していた。

 現在、ポルタバはロシアとウクライナの国境から約160キロのところにあり、28万人の住民と数千人の元軍人が住んでいる。2014年に始まったドンバス戦争で戦った考古学者、アナトリー・カンコ氏(39歳)は、ウクライナ軍は強力なロシア軍にはかなわないかもしれないが、ロシアはポルタバを支配しようとすれば、大きな代償を払うことになるだろうと述べた。

 「私は何のために戦うのかは分かっている。しかし、ロシアが何千人もの死傷者を出す時、プーチンはロシアの国民にどう答えるつもりなのか?ロシア人は何ために戦うのか」

(翻訳・徳永木里子)