(看中国合成写真、イメージ / Pixabay CC0 1.0より)

 新型コロナウイルス(COVID-19、中共ウイルス)の原因となるSARS-CoV-2は、数日間で呼吸器から心臓、脳、全身のほぼすべての器官に広がり、数ヶ月間持続する可能性があると、最近の研究結果で明らかになった。

 ブルームバーグ通信によると、米国立衛生研究所(NIH)の科学者は、これがこのウイルスの人体および脳内での分布と持続性に関して、これまでで最も包括的な分析であるとのこと。研究者らは、このウイルスが呼吸器以外のヒトの細胞でも増殖できることを発見した。

 この研究結果は、新型コロナ患者において、ウイルスのクリアランスの遅れは症状が長期に持続する原因である可能性があると指摘した。同研究はまた、なぜウイルスが軽症や重症の患者で持続するのかを説明するのに役立つかもしれない、いくつかの知見を提供している。

 この研究の著者らは、ウイルスが持続的に存在するメカニズムや、ウイルスが貯留した場合に身体がどのように反応するかを理解することで、感染者のケアを改善することができるだろうと述べた。

(翻訳・吉原木子)