日本在住の中国人画家である大観氏(ペンネーム)は世界人権デー12月10日に東京で、中国共産党による過酷な人権蹂躙の実態を描いた「中国人権事情の水墨絵展」を開催しました。
この絵展は、多くの日本人の注目を集めました。大観氏の絵を見て、同じ画家の溝口墨道氏は、大観が自分の考えを公にする勇気に感嘆の声を上げました。
溝口氏は「私は何十年も水墨画と人物画を描いてきました。絵展を見て来ましたが、(大観氏の作品は)一番素晴らしいと思います」と賞賛しました。
同氏は、画家の立場から次のようにコメントしています。
「中国の本物の芸術は技術だけじゃなくて、取り上げる題材に挑む勇気のあり方も重要です。そのような意味で、大観さんの絵は先ず技術的に素晴らしいのです」
「次に、題材も素晴らしいです。同じ技法で中国で描く人がいますが、題材は必ず中国共産党の宣伝にあった題材、民衆を洗脳するための題材を描かなければいけません。(大観さんは)中国の伝統的な水墨人物画の技法を用いて自分の真心から真実の題材を描きました」
「もう一つ重要なのは勇気です。この題材の作品を取り上げることは勇気が必要です」
中国共産党の支配下では、画家らは自分の筆で現実の世界を反映する勇気がなく、その結果、中国国内の画家は高い画力を持つ人が多いにもかかわらず、その技術を生かせる題材を見つけることができないと、溝口氏は考えています。さらに、これまで出会った多くの中国人画家の中で、大観氏は、自分が表現したい理念を筆で反映した最初の人であります。大観氏は本当に素晴らしい画家です。
大観氏の父親は60年前、大観氏がまだ10歳くらいのときに中国共産党の迫害で亡くなりました。大観氏は2004年に中国共産党の脱退運動を知り、同年、大紀元のホームページで脱退声明を発表しました。 それ以来、大観氏は次第に中国共産党の邪悪の本質を認識し、特に昨年、中国共産党が新型コロナウイルス(中共ウイルス、SARS-CoV-2)の流行を隠蔽したことで、中国共産党は人類に対する邪悪の集団であることを悟り、自分の筆で中国共産党の悪事を暴露しようと計画しました。今回の人権水墨絵展はその第一歩に過ぎません。
「中国人権事情の水墨画展」東京文京区で開催:
(翻訳・藍彧)