捕虜となった若いロシア兵(ウクライナ国防省Facebookより)

 捕虜となった若いロシア兵が階段に座り込み、なすすべもなく泣きながら家に帰りたいと乞う動画がこのほど、ネット上で話題になった。

 動画には、北東ウクライナに位置する都市スームィ(Sumy)に侵攻した際に捕虜になったとされるロシア兵が、階段に座り込んで、頭を抱えて「お願い、家に帰りたい」と泣いている姿が映っている。それを見ていたウクライナ人の群衆は携帯電話で録画し、「ウクライナはお前を歓迎しない」と男を罵倒した。

 ウクライナ国防省も「占領者が降伏し、泣いて家に帰ることを乞う」とフェイスブックでこの動画を公開した。

 世界のネットユーザーの間で話題になり、コメントが殺到した。

 「多くのロシア兵はウクライナにいたくないのだろう、戦いを強いられるのはひどいことだ」
 「これらの可哀そうなロシア兵の半分はそこにいたくないだろう」
 「貧乏な子には、ほかに選択肢がない」

 また、「装備も訓練も不十分な徴兵を戦闘に投入し、敵を弱体化させるロシアの戦術かもしれない」というネットユーザーもいた。

(翻訳・藍彧)