欧州委員会、フランス、ドイツ、イタリア、英国、カナダ及び米国の首脳らは26日夜、共同声明を発表し、ロシアの中央銀行に制裁を実施し、一部のロシアの銀行をSWIFT国際決済システムから排除すると発表した。これはロシアがウクライナに侵略し始めて以来、西側諸国が取った最も厳しい制裁と経済制限である。
西側諸国の指導者らが共同で発表した共同声明は、「更なる制限的経済措置に関する共同声明」と題されている。
声明では「ロシア軍がキエフと他のウクライナの都市を攻撃したことで、我々はロシアに制裁を与え、国際金融システムと我々の経済からロシアをさらに孤立させることを決意した。数日内に実施する」とし、「具体的には、我々は以下の制裁を約束する。まず、我々は選択された一部のロシアの銀行をSWIFTシステムから確実に除去することを約束する。これは、これらの銀行の国際金融システムからの断絶を保証し、グローバルでの機能を損なうことになる。二つ目に、我々は、ロシア中央銀行が我々の制裁から逃げることを防ぐため、制限的措置を実施することを約束する。三つ目に、我々はウクライナでの戦争とロシア政府の有害な活動に便宜を図っている人々と団体に対して、制裁することを約束する。四つ目に、我々は今週、大西洋両岸系作業チームを開始することを約束する。この作業チームは、我々の管轄範囲内に存在する制裁対象の個人及び企業の資産を特定し、凍結することによって、我々の金融制裁が効果的に執行されることを保証する」と述べた。
同声明はまた、「本日発表した制裁措置のほか、我々はロシアがウクライナへの攻撃に対して責任を負うようにするための更なる制裁を取ることを準備している」と表明した。
（翻訳・吉原木子）