2019-2020年香港の民主化運動を記録したドキュメンタリー映画『時代革命(Revolution of Our Times)』が米国で上映されて以来、好評を博している。
12月14日夜、「時代革命」の上映が終わると、観客席から「香港を解放せよ・革命の時代だ」、「香港人頑張れ」といったスローガンが叫ばれた。上映が終わり照明がついても、大多数の観客は席を離れず感動の中にいる。
米国に長年滞在している香港人の蘇(そ)さんは、万里を離れたロサンゼルスで香港の民主化運動のドキュメンタリーをみることができて、とても感動したとし、内容がわかっていたにも関わらず、映画を観ている間、何度も涙を拭いたという。「何度も見た場面が再び現れて、まるで2年前のあの時に戻ったかのようだった」
蘇さんはまた、この映画の中で、香港人の香港への純粋で深い愛を垣間見ることができたと述べた。この愛があるからこそ、反抗した人々は恐怖を克服できた。「それは道徳の力であって、彼らは自分のしたことが正しいと信じ込み、そこから勇気が生まれ、勇気が行動に駆り立てた」
監督の周冠威(しゅう・かんい)氏は「撮影中に何度も涙を流したが、この映画を通じて自分の恐怖や傷に直面できた」とし、「良識と正義感を抱く香港人や、香港のために涙を流した香港人に捧げたい」と語った。
(翻訳・吉原木子)