安倍晋三首相(Wikimedia Commons / Prime Minister of Japan Official CC BY 4.0)と習近平主席(Wikimedia Commons / Narendra Modi CC BY-SA 2.0

 6月28日、G20サミットが大阪で開かれた。各国の首脳がG20サミットで香港のデモ活動について言及するかどうかが注目された。27日、安倍総理は中国の習近平国家主席と会談した時、中国側がタブー視している香港の話題について話した。

 6月27日、中国の習近平国家主席が大阪に到着し、夕方に安倍総理と会談を行った。これは習近平氏が2013年に国家主席に就任してから初となる訪日でもある。

 日本外務省によると、安倍総理は習近平主席と会談した際、香港市民が「逃犯条例」改正案を反対するデモを行っていることに言及した。安倍総理がこう言った。
「一国二制度の下、香港の自由と繁栄を維持することが非常に重要であり、人権と法律といった普遍的な価値観を尊重することも重要です。」

 G20サミット前、中国外務省は、香港の問題は中国国内の問題であり、G20サミット中に香港を関する議論を出すことは許されない行為であると声明した。

 ロイター通信社によると、香港の問題はG20サミットの主要なトピックではないが、多数の首脳が香港について言及することが予測されていた。その理由は、香港が国際社会に対する非常に重要であり、香港の問題は多くの国から注目されているためだ。

(翻訳・黎宜明)