12月10日は世界人権デー。当日午前、多くの法輪功(注)学習者が国会議事堂の前で、中国共産党による法輪功学習者への残酷な迫害を人々に明らかにした。
法輪功は、法輪大法(ファールン・ダーファー)とも呼ばれており、中国の気功で、1992年に中国で爆発的な人気を誇り、学習者は1億人以上に達し、人数が増え続けたことや、中国共産党幹部にも多数の学習者を抱えていたことなどから、中国政府は法輪功に対する危機感を強め、当局に目を付けられた。
1999年7月20日、中国共産党の江沢民総書記(当時)の指示に従って、中国共産党政権は文化大革命以来最大の政治運動を開始し、約1億人の法輪功学習者に対して迫害を開始した。2006年から、法輪功学習者を中心とする良心の囚人が、中国の病院で臓器を摘出され、殺害されていることを示す証拠が得られた。この迫害は今日も続いている。
今年5月31日、東京入国管理局前の路上で、若い中国人の男が法輪功学習者の看板を破壊し、チラシを配っていた女性法輪功学習者に対して暴力を振るった。
法輪功学習者によると、今まで十数年間、東京入国管理局前の路上でチラシを配っているが、このような暴力事件に遭遇したのは初めてだ。最近、中国共産党政権が中国国内で法輪功に対する弾圧を強めており、海外でも法輪功学習者の平和的な活動を妨害している。
今年6月、中国遼寧省大連市にいる母親(法輪功学習者であるため)が中共の警察官に連行されたため、東京都で一連の抗議活動を行っている日本の女性会社員付偉彤氏は6月15日、中共の警察官から脅迫を受けたことを明らかにした。
また、付氏の抗議活動を取り上げた当サイトは、不明のサイバー攻撃を受けた。看中国(ビジョンタイムズ・ジャパン)公式ウェブサイトは6月14日と15日、付氏の抗議活動を2日連続報道した後、6月16日未明、わずか30分で千件ものサイバー攻撃を受けた。
注:法輪大法は、法輪功とも呼ばれ、世界中で数千万の人々が愛好する気功修煉法です。法輪大法は佛家に根ざしており、本を読み、法を学び己を高めること、ゆったりとした動作と坐禅で煉功を行うことの、二つの要素からなります。法輪大法は、日々の修煉を通じて心性の向上を促します。良くない心や執着心を取り除き、宇宙の根本的特性である「真、善、忍」に自らを合わせるように努めます。(https://ja.falundafa.org/より)
(看中国記者・黎宜明)